ガラクタ姫とアポストロフをざくざく。そのいち
以下は、僕が、僕の独断と偏見によって勝手に解釈したものです
この内容が正しいという確証はないし、僕自身ずれてるとは思うところがあります。
なので鵜呑みにしたりしないように。
ま、要するに最後は自分で考えてねってこと。
ていうかそんなに大それたものを書くつもりはありません。
曲の紹介&ちょこっとネタバレ(?)なだけです。
絶対に、一度本家様を見てから読んでください。
ガラクタ姫とアポストロフ
さてこの『ガラクタ姫とアポストロフ』ですが、
「ヒト」と「キジン」がケンカして、ヒトが負けた世界だ、
というのはまあ、わかりますよね。
そこに取り残された少女がひとり。
ガラクタだらけの世界で、あるキジンと出会い・・・
このキジンは他のキジンとはかなり違います。彼はアポストロフ(’)って名前みたいです。
’はヒトをこわしません。ほかのキジンはヒトを容赦なくこわす(うわあぁぁん)のですが、’はそれを好まないように見えます。
それどころか「愛すべき何か」を探しているように見えます。(だからたぶんほかのキジン達にとっては’は"ガラクタ"だったでしょうね)
そして’は少女(姫と呼びます)と出会うのです。
姫は、自分を愛してくれる存在(ムービーの最後にでてくる…兄だと思います)を失っていました。
キジン達に"こわされた"のです。
姫はその記憶を、ガラクタで覆い隠してしまいます。一緒に、兄といた大切な思い出までも、閉ざしてしまう。(その描写は最後の回想シーン?であります)
兄の死を、受け入れられなかったのかもしれません
以下なんとなく歌詞をたどります。
姫は一人ぼっちだった。
ただ、それが分かってしまうのが怖くて、足跡で道を作って、それ以外のところへ迷い込まないようにした。
そして、’と出会う。
’はヒトを、自分を壊そうとはしなかった。むしろ優しささえ感じた。(あの王冠とか)
でも、ヒトの温もりを忘れてしまった姫には、まるでヒトのような’にどう接すればいいのかわからない。
そこでふたりは当ても無く歩き出す。少し距離を置いて。(この距離はもちろんふたりの心の距離です)
新密度アゲ↑タイム。
いままで避けてきた場所に、’が優しく連れて行く。’は姫を愛そうとしていた。
不器用なその愛は、姫のガラクタだらけの心に、少しだけ夢を与える。
「ああ まっくろくろ 足枷も
体中の痛みも
憂鬱な空もこわいこわい夜も
胸の奥のモヤモヤも
流してしまえたらいいのにな…」
(↑はたぶん、それまでの自分や過去の思い出が姫にとっての重荷、忌まわしいものとなっているのかな)
I CQ CQ …
これがこの「ガラクタ姫とアポストロフ」のもっとも重要なテーマですね
CQとは、モールス信号で、(分かりやすく言うと)「応答願います」という意味になり・・・なるのかな。
CQは、そのまま"Call to Qarters"(四方に呼びかける)や、
"seek you"(あなたを捜しにいく)という意味を持っています
もちろん、"think you"であったり、"シクシク(泣き声)"であったりもすると思います。
そこは当然、かのささくれさんですので。
姫は、「捜しにいく」といいながら、「見つめないで」といっています
これは、アレですかね。世に言う"ツンデレ"かなw
たぶん、見つめる→愛を受ける、でヒトの温もりを知ってしまうと、兄の記憶が蘇ってしまうのが怖いのでしょう。
辛くもありそして、幸せでもあった、もう二度と存在しえない気持ち。
それを知ってしまうと、姫の心はどうなってしまうか分からない。分からないから姫は「余計な」と表現します
それでもなお求めてしまう。心は"CQ CQ"と叫んでいる。
あのひとに、きこえているだろうか・・・?
今回はいったんここまでとします。
お疲れ様でした。
書いていて、頭こんがらがりそうになりました。
いやあ奥が深い。
それが、ささくれワールドの魅力ですよね。
姫は、相当辛かったんでしょうね・・・
ってのが、今日の感想です。
では、次回もそんなあけずに上げたいと思います。